これから本格的な内乱かと思っていたら、朝起きたらあっという間に収束へ向かっていました。
またまた「欧州ノ天地ハ複雑怪奇ナリ」でしたね。
まあ、水面下で様々な思惑が錯綜した結果なのだろうとは思いますが。
この一連の騒動で面白かったのは、SNS上で繰り広げられた大喜利まがいのたくさんのツイートでした。
中でも上記記事でも触れられた御所巻が個人的にはツボにはまりました。
御所巻とは、室町時代に諸大名が将軍の御所を取り囲み、政治に対する要求や異議申し立てなどを行った行為です。
プリゴジン率いるワグネルの今回の行動が、この御所巻に例えられたわけですね。
ちなみに私が御所巻という言葉を初めて知ったのは、ゆうきまさみ先生の「新九郎、奔る!」で描かれた室町幕府政所執事の伊勢貞親が失脚した文正の政変について調べた時でした。
まさか今回、この言葉が出てくるとは思ってもみませんでした。
今回はあっけない幕切れになりそうなロシア国内の叛乱ですが。
プリゴジンが色々と暴露したこともあり、プーチン大統領の威信は少なからず低下しただろうとは思います。
問題はそれがどう影響するかですね。
威信の低下をカバーするために国内への締め付けを今まで以上に行うとすれば最悪の事態ですね。
圧力をかければかけるほど、今度は正規軍の叛乱を呼び込むことになりかねないでしょうし。
プーチン大統領の舵取りは非常に難しくなったのではと思います。