やね日記

或る大阪在住Mac使いの道楽な日々

京都文化博物館の織田有楽斎展を見に行ってきました

スポンサーリンク

先日土曜日、京都文化博物館で開催されている織田有楽斎の特別展を見に行ってきました。
京橋から京阪で三条まで行った後、三条通をひたすら西進して京都文化博物館へ。
通りは多くの観光客でにぎわっていました。

京都文化博物館別館(旧日本銀行京都本店)その1
To Instagram
京都文化博物館別館(旧日本銀行京都本店)その2

京都文化博物館は本館と、旧日本銀行京都本店を改装し公開されている別館とに分かれています。
別館への入場は無料だったので、特別展へ行く前にまず別館に入ってみました。

京都文化博物館別館(旧日本銀行京都本店)内部その1
To Instagram
京都文化博物館別館(旧日本銀行京都本店)内部その2
京都文化博物館別館(旧日本銀行京都本店)内部その3

京都文化博物館別館となっている旧日本銀行京都支店は、東京駅などの設計を手がけた辰野金吾とその弟子長野宇平治の設計によるものです。
長野宇平治は他にも旧日本銀行大阪支店本館など各地の支店を設計していて、いずれも重厚な造りの建物になっています。
別館内部は明治期の金融機関の建物らしく、天井が高い広々とした空間になっていました。

まゆまろ
To Instagram

別館から本館へ向かう途中に見かけたゆるキャラ
京都府のPRキャラクター「まゆまろ」というそうです。
初めて知りました。

京都文化博物館本館
四百年遠忌記念特別展 大名茶人 織田有楽斎
To Instagram

別館を見物した後はいよいよ本館で特別展の見物へ。
織田有楽斎は「逃げの有楽」との悪評があり、大河ドラマ真田丸では井上順さんがうさん臭い人物として演じるなど、割と否定的な評価が多くなされています。
しかし兄であるあの織田信長の下で武将として働き、茶道の有楽流を創始して我が国文化に少なからぬ影響を与えたことを考えると、その非凡さは評価されてしかるべきだと思います。
今回は書簡など多くの展示物が公開されていて、これまでの評価とは異なる有楽斎像を感じることができました。

特別展見物後は3階の総合展示なども見物。
室町幕府滅亡から450年ということで、室町幕府の歴代将軍にまつわる展示もされていました。
中には政所執事を務めた伊勢氏にまつわる文書もあり、「新九郎、奔る!」を愛読している身としては顔を緩ませながら見ていました。

京都は古寺名刹も良いのですが、長い歴史の中で蓄積された文献や名品を見るのも楽しいんですよね。
また機会があれば見に行きたいと思いました。