やね日記

或る大阪在住Mac使いの道楽な日々

面白い見方

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今日の朝日の夕刊に、「戦国時代本当の姿は?最近の研究から」という見出しの記事が載っていたので見てみました。
で、内容は、戦国時代においては、白兵戦はむしろ例外で、戦場においては刀傷よりも矢や石などといった飛び道具による負傷が圧倒的であったという興味深い内容でした。戦国武将は、人的資源を消耗する戦闘を嫌ったという記述も結構新鮮でしたね。

まあ結びにお家芸の陸軍悪玉論が出てくるあたりが朝日の記事らしいと言えばらしいのですけどね。
それでも確かに、兵力の基礎となる住民の数というものは、生産性を高めれば飛躍的に増やせるといったようなものでは無いですからね、記事に載っている考えというものはある意味では至極合理的な考え方であろうと思います。

ですが、いくら史実に忠実にと言っても、こんな戦闘シーンを大河ドラマでやったら、間違いなく視聴率はガタ落ちでしょうね。
なぜなら、我々は大河ドラマで歴史だけを楽しんでいるのではなくて、ドラマを楽しんでいるからです。必ずしも真実を伝える事が事実を伝える事では無いですからね。
そう言う点では、宇宙空間での戦闘シーンでも平気で爆発音を響かせるSF物と、根底に通じるところがあるのかもしれませんね。