反応がものすごく遅いんですが、この間の産経騒動、とても笑わしてもらいました。
て言うか、WWWに対する無知をあそこまで堂々と晒した、件の次長殿に拍手と言ったところでしょうか。
しかしこの次長、風評リスクのふの字も知らないようですね。
本人は産経と言う看板を背景に自信満々な様子だったみたいですが、ネット中で騒がれるだけ騒がれて、結局は産経と言う看板に傷をつける結果になったわけですし。
ちょっとした悪評がきっかけで企業のイメージやブランド力が低下するのは、何も製造業に限った話ではないですね。
こんなことは言うまでもないですが、リンクはWWWの根幹ですよね。
そもそもリンクと言う仕組みが無ければ、まずネットがここまで爆発的に普及することは無かったはずです。
そしてリンクは、別に他のサイトの著作物を複製しているわけでは無いのですから、それだけで著作権法に抵触すると言うのはどう考えても無理があります。
更に、百歩譲ってリンクを引用と解釈した場合においても、著作権法においては著作権が制限を受ける場合として引用を上げていまして(著作権法第32条の1・公表された著作物は、引用して利用することができる。この場合において、その引用は、公正な慣行に合致するものであり、かつ、報道、批評、研究その他の引用の目的上正当な範囲内で行なわれるものでなければならない。)、<なおさらリンクの違法性を追及するのは難しくなります。
こう言った話は、何年も前から周知の事実になっていると思ってたのですが。
どうも、企業の利潤を追求する執念は、往々にして法の解釈を曲げることがあるようです。(苦笑)