「「貸倒引当金使い込め」新銀行東京、旧経営陣が常軌を逸した指示 今夕、内部報告書を公表」
イザ!より。
この記事が本当だとすれば、この旧経営陣の経営感覚には呆れるほかは無いのですが、中でも驚いたのが、スコアリングモデル「だけ」で融資をするという行為を続けていた事ですね。
正直、本当に彼らは金融のプロなのか?と首を傾げざるを得ないです。
決算書などはちょっと詳しい人間ならばいくらでも粉飾は可能であって、だからこそ、決算書の比率分析やキャッシュフロー計算書の作成と分析、そして何よりも現場を確認することなどによって粉飾を見抜かなければなりません。そうで無ければ、融資が単なる資金贈与と化してしまう危険性が非常に高くなります。
ただ、これは融資を進める上のイロハのイというレベルで、そんな初歩的な事も出来ていなければ、もう不良債権をいくらでも作って下さいと自ら言っているようなものですね。
どうやら、東京都が追加出資をするという話も出てきているそうなのですが。
東京都の財政に取り返しのつかない重荷を残さないで済むように祈りたいですね。