やね日記

或る大阪在住Mac使いの道楽な日々

拙速に「目に見える効果」を期待してはいけません

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過去の作品を利用した振興策をとっても、結局はゆるやかにフェードアウトしていくだけなのではないでしょうか?
それよりも、アニメの舞台として利用出来そうな隠れた名所の掘り出しなどをやる方が、アニメによる地域振興には適していると個人的には思うんですけどね。
後は、既に地元を舞台にしているアニメ化出来そうな原作を探してコーディネートしたりとか。
ハコ物は確かに目に見える効果は大きいのですが、単なる「打ち上げ花火」として終わってしまう可能性の方が高いと思います。
それよりも、地道な見えにくい振興策こそが、公的機関には求められているのではないかと思います。

アニメファン市場をターゲットにする上で考えなくてはいけないのは、トータルで考えてもそれほど大きくないマーケットであるということです。
ですから、より大きな経済効果を考えるのならば、アニメファン以外の顧客層にも訴求出来るマーケティング戦略を考えるべきだと思います。例えば、アニメそのものを売るのではなく、アニメが持つかわいさを売ることとか。
要は一律に振興策を考えるのではなく、顧客をいくつかのセグメントに分けて、それぞれの顧客層に応じたマーケティングを考える必要があると思うわけです。
単純に他力本願で振興策を考えても、長続きはしないと思うんですけどねえ。