やね日記

或る大阪在住Mac使いの道楽な日々

正義という錦の御旗で相手を叩くのはいじめと何ら変わらない

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この記者会見を見た時に、小説の銀河英雄伝説で読んだ、国を守る戦いに挑もうとするヤン・ウェンリー元帥につめよるマスコミの面々というシーンを思いだしてうすら寒さを覚えました。正義という錦の御旗があれば何でも出来るというのは、マスメディアというのは本当にストレス知らずな商売だと思います。
自分たちに正義がある、あるいはあると信じている状況で、相手を徹底的に叩きまくる人種というのは少なからずいますね。典型的ないじめっ子の心理なのだろうと思います。正義が自らにあるわけだから他の人々も口出し出来ないですしね。ただ、それで鬱憤を晴らしたとしても、そこに何が残るのでしょうか?
人々に真実を伝えて問題を提起するという報道の場が、公開処刑の場に過ぎなくなることを非常に危惧します。
人にはそれぞれ政治信条がありますし、異なる意見が時には衝突することもありますが、単に叩き合いで終わるのならば報道という仕事は不要であると思います。
大切なのは何を伝えるか、そして、何を提起するかであろうと思います。