やね日記

或る大阪在住Mac使いの道楽な日々

Steve Jobs、その生涯は風の如く

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この数年間ずっと抱いていた不安が、残念ながら現実となってしまいました。
限りある命のことですから、いつかこのような日が来るのは必然ではあるのですが、それでももう少しだけ同じ時代を生きてみたかったというのは、果たして贅沢な願いなのでしょうか?

私が初めて購入したMacは、Power Macintosh 7500/100でした。周辺機器も含めて、当時としては大枚をはたいたので、大学時代の友人に「阿呆か」と言われたのを今でも覚えています。
それからは、G3、G4、G5、そしてiMac Core DuoiMac Core i7とほぼ三年ごとに買い替えてきました。
メインでこの調子ですから、MacBookMac miniiPhoneiPadに至っては、もう数えるのもアホらしくなってきます。
そして、購入する頻度が増えたのは、JobsがAppleに復帰した軌跡と重なります。

Apple社内にあっては暴風の如く、スペック競争に明け暮れた閉塞したITの世界にあっては爽風の如く、そして、世界を席巻することは疾風の如く、また、生涯を駆け抜けることも疾風の如く。
そして、これらに共通することは、物理的には遠くにいながらも精神的には身近に感じられたということ。
Steve Jobsその人を形容するのには、風という言葉がしっくり来るのかなと個人的には思います。

Jobsが復帰してからのApple製品は、本当に購入することが楽しみで仕方がありませんでした。
また、氏独特の基調講演でのプレゼンテーションにも、どれほど多くの影響を受けたか分かりません。
スライドの作成法や語り口調など、多くのことを学ばさせてもらいました。
別れは本当に寂寥の至りですが、それ以上に感謝の気持ちでいっぱいです。
ありがとうございました。
そして、謹んで哀悼の意を表します。