やね日記

或る大阪在住Mac使いの道楽な日々

杉田玄白と前野良沢の関係を彷彿とさせます

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性格や仕事の手法が異なりながらもお互いを認め合うというところは、江戸時代の蘭学者である杉田玄白前野良沢との関係に似ているかなと個人的に思いました。
名筆家であり社交家であった玄白と蘭学の天才ではあったけれども孤独を好んだ良沢。
ですが、忘れ去られつつあった良沢が後世の歴史に名を残したのは、苦労を分かち合った玄白が蘭学事始という書物を著したこそでもありました。

もちろん、藤子・F・不二雄先生はもちろん忘れ去られた天才ではありませんし、藤子不二雄A先生も非凡な漫画家であることを否定する人はいないと思います。
ただ、今回の本のように、亡くなった方の実像が少しでも身近な人によって著されるのは嬉しいことだと思います。
いつかは著されるであろう藤子不二雄先生の「蘭学事始」を期待して、この本を読んでみたいと思います。