ネットでよく現れる釣りネタがなぜ出回るのかということに興味があり、この本を手に取ってみました。
結果としては、今まで考えていた噂やデマへの対処法を補強する結果になったかなと思います。
一般的に噂やデマというものはネガティヴな印象で受け止められやすいですが、根底には「真実を知りたい」という人々の前向きな意識の現れであるというようなポジティヴな書かれ方が本書でなされていたことに強い印象を受けました。
故に、噂やデマを避けるものではなく、前向きに取り込むことも必要なのではないかと思います。
もちろん、冷静な判断が必要なのは言うまでもありませんが。
その冷静な判断を担保するのは、様々なソースなりコミュニティなりから仕入れる複数の情報ではないかと思います。
本書でも、噂やデマの伝播は同じコミュニティを通じて行われるケースが多かったと記述されていました。
内輪から楽に情報を仕入れる姿勢は、改める必要はあるのかなと思いました。