やね日記

或る大阪在住Mac使いの道楽な日々

伊勢湾台風襲来後の近鉄の事例を思い出しました

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コロナ禍で学校が休校になっていることを機に、入学時期を4月から9月へ変更しようとする動きが出ているようです。
鉄道好きなので、このような話を聞くと、ついつい過去の近鉄のネタを思い出します。

かつて近鉄名古屋線狭軌で、標準軌大阪線や山田線と軌間が異なったため、大阪と名古屋を行き来する際には途中の伊勢中川駅で乗り換える必要があり、以前から名古屋線の改軌工事の準備が進められていました。
ところが1959年に伊勢湾台風が襲来。近鉄名古屋線の線路や施設に甚大な被害が出たため、その際に復旧工事とともに前倒しで改軌工事を進めた結果、悲願の大阪名古屋間の直通運転が可能になったという経緯があります。

このように災害などの非日常的な出来事が、大きな変化の端緒となり、結果として社会に利益をもたらすことが往々にしてあります。
9月入学がそうなるかは分かりませんが、グローバルスタンダードを考えるのであれば、今が千載一遇のチャンスではないかと個人的にも思います。

もちろん、多くの法令改正やシステム変更、就職活動への影響などもありますので一筋縄では行かないと思いますが、もともと9月入学だけでなく、何をするにも物事を変える時は問題点というものは発生しますしね。
やるかやらないかは政治家がどう決断するかでしょう。
どこまで政治家が踏み込んでくるかが見物です。