安定を求める若者が自民党支持に回るのは、現状を考えると仕方がないのかなと思います。
物心ついた頃から低成長の社会で、政治的にもほとんど自民党中心の政権が続いたことを考えれば、下手にリスクを取って混乱するよりは現状維持のままで良いと考えるのは一つの考え方だろうとは思います。
ただ、それはツケを先送りにしているだけなんですよね。
人の営みが進化して行く中で、国や社会の枠組みや制度と言ったものは必ず現実とのズレが生じます。
そのズレが小さい内に新たな法令などで修正が図られている内は良いのですが、何も手当てをせずにズレが大きくなれば抜本的な改革などといったもので一気に解決するしか無くなります。
その頃には既得権益など、様々なしがらみも発生しているので、解決にはより多くの困難が伴うといったことになるでしょう。
政治についての考え方については人それぞれなので、そのことに対してどうこう言うつもりはありませんが。
ただ、現状維持を求めるということは何もしていない部分もあるということは心に留めておくべきだと思います。
いずれは何かをしなければならなくなるとは思いますね。