やね日記

或る大阪在住Mac使いの道楽な日々

エリザベス2世崩御

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また一人、歴史を体現する人物がお亡くなりに。
世界最長の在位期間を期待していましたが、残念ながら叶いませんでした。
ただ、在位第1位のフランス国王ルイ14世は母后やマザラン枢機卿の補佐の下で即位したのに対して、エリザベス女王は即位時からずっと自身で政務に携わっていましたしね。エリザベス女王の方が実質的な在位期間は長かったと思います。

あのウィンストン・チャーチル卿以来15人も歴代の首相を任命し、第二次大戦後70年間もイギリスの元首であり続けたその姿は、長らくイギリスを見る上は当たり前の風景ですらありました。
それが見られなくなるというのは寂しいですね。
個人的には歳を経るごとにこのようなことに直面していくのだろうなと思っています。

後継はチャールズ皇太子がチャールズ3世として順当に王位を継承しましたが、チャールズ・フィリップ・アーサー・ジョージのフルネームからわざわざチャールズの名を選んだのは凄いと思いました。
チャールズ1世は1649年に国民によって処刑され、その長男チャールズ2世もカトリック信仰や議会との対立で名誉革命の遠因を作っています。イギリス王としてのチャールズという名は、決して縁起が良いものとは言えません。
あえて名乗ったチャールズ3世の今後の治世は、歴史好きとしては注目したいなと思います。