未遂で終わって良かったと思います。
ただ、安倍元総理の暗殺以降、悪い流れになっていると思います。
テロリズムは連鎖しますしね。
わが国に限っても、幕末の尊皇攘夷派による各種の暗殺や、血盟団事件や五・一五事件など軍部や国家主義者による昭和初期の数々の暗殺も連鎖していますしね。
いずれも当時の政治への失望が契機で、今の時代にも共通する部分はあると思います。
ですが、今の民主主義政治において暗殺はもちろん、物理的または精神的暴力による威迫を政治信条の異なる人たちに加えることは論外ですね。
そのような手法でで政治が正しい方向に向くとは個人的には思えませんし。
あくまでも議論によって大多数の世論を味方につけて、目的を達成するのが常道であろうと思います。
時間はかかります。
しかし、それこそが民主主義政治を行う中で支払われるコストですし、他の政治手法に比べればコストやリスクを大多数の人々にかけることは圧倒的に少ないですね。
威迫によって、短期間は自分が望まない政治をおさえつけることは可能かもしれません。
ただし、その人物は永遠に人類の歴史上に汚名を残すだけでしょう。
社会に恐怖を与えることで自己の承認欲求を満たすことが果たして正しいことなのか、その事は論をまたないと思いますけどね。
政治に関心を持つことは大切ですが、冷静さを忘れてはならないと思います。