やね日記

或る大阪在住Mac使いの道楽な日々

フルメタル・パニック!TSR・第10話 「ふたつの香港」

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いよいよ舞台が香港に移ったフルメタル・パニック! The Second Raid

二つの中国。
フルメタもまた、かつてのエヴァンゲリオンと同じく「パラレル・ワールド」を舞台にしているのに気付く一瞬ですね。
この世界ではソヴィエト連邦がまだ存在し、南北に分断された中国もまた存在する。現実の世界では既に無くなって久しい資本主義と共産主義という対立軸もまだ存在しているわけで。
やっぱり、冷戦終結後の対立軸を失った現実の世界を描くのは、なかなか難しいというところでしょうか。
ただ、香港は中国の南部にあるのに南北中国が混在しているのはちょっと不思議だなと思ったり。
かつてのベルリンや、実際に分割占領案まで出ていた日本の東京のように、一都市が分割占領されているというところでしょうかね。

今回の話はより一層、宗介のヘタレっぷりがひどくなっていた感じ。
ただ、これは彼だけに原因があるわけでは無いんですけどね。
彼に能力がある故に、様々な仕事を押し付けるミスリルそのものにも問題があるような気がしますけどね。
その上に宗介が真面目で一途なので、ますます裏目に出ていっている。そんな感じがします。

そして、ついにプッツン。
真面目が故に彼自身が何も出来ないのが本当に許せないんでしょうね。このあたりの彼の心の動きは、よく分かるような気がします。
ただ、戦士としては最悪のコンディションなのは事実なわけで。
………これ以上、テンションが下がりまくることは無いでしょうね?