やね日記

或る大阪在住Mac使いの道楽な日々

綸言汗の如し、しかしながら

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綸言汗の如しという言葉があります。
かいた汗が元の身体に戻らないように、君主の発言は取り消すことが出来ないという意味で、最高権力者の発言の重みを象徴する言葉としても有名です。
これは、何も君主制国家の君主だけに限らず、民主制国家で選挙によって選ばれた大統領や首相などといった施政の最高責任者にも言えるものだろうと思います。

今回は、今なお根深い問題を抱えているアメリカの人種問題に関わっただけに、下手な対応をとればオバマ大統領の権威に傷がつく羽目になっていたわけでありますが。
撤回をせずに方向修正だけで、見事に問題を収束の方向へと向かわせました。
これは、政治の最高責任者が意見を述べる上でも非常に参考になる事例だと思います。
我が国は戦後、多くのことをアメリカから学んできましたが、本当はこういったものを真剣に学ぶべきだと思うんですけどね。