個人的に、このMIAUの緊急声明に全面的に賛同します。
理由は、今回の著作権法の改正案も、法の穴をくぐり抜ける行為への「個別的な対応策」でしか過ぎず、あまりにもユーザー側の便益を無視したものであると思われるからです。抜本的な対応策を考えずに、個別的な対応によって規制を行なうことは、全体的な法の公平性を損ない、結果として社会に不公平感を、個別の規制によって社会を萎縮させるのではないかと思われます。
また、アクセスコントロール技術そのものをブラックボックス化することは、紛れもなく我が国の技術の進歩に大きな悪影響を与えるのは想像に難くはありません。オープンソースソフトウェアの開発にも大きな影響がありますし、結果として自分で自分の首を絞めることにも繋がると思います。
MIAUが提唱するように、マジコンの悪用等の違法行為に対しては、アップロード規制によって対処を行なうべきだと私も考えます。
その為には、発信者を特定する技術の開発を司法当局と技術者が連携して行なう必要があると思います。
違法行為を助長する技術を開発したことで罪科に問うといった行為は、まさに愚行の二文字でしかないのではないでしょうか。
大切なのは、違法行為で大きな利益を得る業者や個人を取り締まることでは無いでしょうか？
その為には、ただ目の前にあるだけでしかない権益は脇に置いて、まだまだ抜本的な対応策を衆議にかけて練っていく必要があると思いますけどね。
