やね日記

或る大阪在住Mac使いの道楽な日々

ビジョナリー・カンパニー3

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以前、中小企業診断士の更新研修の際に勧められたので読んでみました。
創業やベンチャービジネス、成長期の企業を取り上げたビジネス書や経営学のテキストは多いですが、企業の衰退に焦点を当てているという意味ではとてもユニークさを感じました。

で、実際に読んでみての感想ですが。
非常に王道なビジネスを提唱しているように感じました。
奇をてらわず、奇策を重視せずに経営を行なうという意味で。
ただ、このことは企業に限らず、どのような組織にも言えることなんですよね。
組織が人によって成り立っている以上は、人の心理に配慮した組織運営なり経営を行なうのは当然の事であると思います。

ただ、問題なのは企業、あるいは組織にとって、何がオーソドックスな経営手法であるかというところでしょうが。
これを見出すことが出来るかどうかが、経営者の資質に関わってくるのではないかと思いますね。
予期せぬ事態に陥ったときに、どれだけ原点を見失わずに落ち着いた対応をとることが出来るか。
本書ではこのようなことも書かれていましたが、良い意味でブレない対応というものも経営者としては大切なのだろうと感じました。