やね日記

或る大阪在住Mac使いの道楽な日々

優生思想はやがては自分の首を絞めるだけですね

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本日未明に、神奈川県相模原市で痛ましい事件が発生しました。
今回の事件の報道もあってか、このほぼ1年前にNHKで放送された番組の記事を見かけたので読んでみました。
色々と考えさせられました。

優生思想により障害者が弾圧されたのは、これまでの歴史の中でも数々ありますが、個々人の行動においても、これに類する事象を見かける場合があります。
今回の事件も加害者の言動を見てみると、残念ながら優生思想に基づいた行動に近いかなと考えてしまいました。
ですがこの優生思想って、やがては自分の首を絞めるだけなんですよね。

どんなに頑強な身体に恵まれた人でも、人は必ず老い、病気などによって身体が不自由になる可能性は誰にでもあると思います。
別に加齢によるものだけでなく、不慮の事故によって障害を負う人もまたいます。
優生思想に基づいて、障害者の弾圧に加担したり支持する人々は、果たして自分自身がその立場になった時に、従容として自分自身がその運命を受け入れることが出来るのかとは思いますね。

意地の悪い問いかけだとは思いますが。
ただ、誰であれ完全に自分自身の健康に自信がある人はいないと思います。
そのためにセーフティーネットの仕組みがあると思いますし、それ故に、安易に優生思想に走るべきではないとは思いますね。
今回の事件を見て、特にそう思いました。