81人から70人へ11人の議員定数減。
大幅な削減に見えるかもしれませんが、そもそも大阪府議会の議員定数は79人ですから、府市の逆転現象は解消されますね。
大阪市の議員定数削減後も、議員一人あたりの人口はまだ横浜市を下回っています。
これまでの議員定数が多過ぎたとも言えますね。
もっとも行政区が横浜市の18区に対して大阪市は24区あるため、選挙区が行政区単位であることを考慮すれば、1票の格差を維持しながら定数削減を行うのは大阪市の方が困難です。
大阪市でさらなる定数削減を行うのであれば、今後は行政区の合区も視野に入れる必要があるでしょう。
昭和のように対面でのコミュニケーションが当たり前だった時代では、多くの議員が必要だったのかもしれませんが、インターネットの普及で有権者の意見はSNSなどで非対面でも議員や役所に届くようになりました。
その中で議員の活動のあり方も再検討される時期に来ていると思います。
その過程で議員定数の見直しもなされるべきでしょうし、これは大阪市だけの問題でもないと思いますね。
国や全国の地方自治体、いずれにおいても考えられるべき問題であろうと思います。