やね日記

或る大阪在住Mac使いの道楽な日々

失敗に厳しい組織は疲弊するだけでしょう

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失敗に厳しい姿勢を取れば隠蔽が増えるのは当たり前な話ですね。
そして、人心が萎縮した挙句に、組織が硬直化して疲弊していく。
人は強烈な負荷がかかる環境下では長くいられませんしね。

失敗はいつでも起こる可能性がある。
これは真理ですし、普通に仕事をする人々なら理解はしているはずです。
問題なのは、部下の失敗を許容できない上司が少なからずいることでしょう。

そのような上司は部下のリカバリーができないだけだと思いますけどね。
それができないから、失敗を起こさせないように圧力をかける。
特にその連鎖がトップまで行く組織は救いようがないと思います。
そう言えばつい最近、ダイハツという生きた事例が明るみになっていましたね。

大切なのは失敗から学ぶ姿勢ですし、その経験を積んだ上司などがリカバリーできる体勢作りだと思います。
また失敗を一つとっても、それが単なるヒューマンエラーに起因するものなのか、組織や業務フローの欠陥に起因するものかによっても対処法が異なりますしね。
少なくとも失敗に対して「臭いものには蓋」といった姿勢をとるのは危険極まりないと思います。

失敗の科学的な事後検証は、どのような組織でも欠かせないと思いますね。