やね日記

或る大阪在住Mac使いの道楽な日々

硬直した組織の生きた見本でしょうね

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これは政党に限らないですね。
異論を許さなければ、どのような組織でも衰退するだけでしょう。
新たな発想が生まれる余地はありませんし、ましてや新たなチャレンジをする意欲も組織の中から生まれないでしょうしね。
この事はこれまでの歴史上で数多く証明されていますし、様々な組織論でも悪しき組織の典型として書かれていることが多いです。

外部の人間ですが、日本共産党の欠点をあえて挙げるとすればトップダウンの組織体系で柔軟性がないことでしょう。
これが特に地方政治における共産党の選挙活動に対する違和感へと繋がります。
地方政治で大切なのは住民が暮らしやすい地元のために、いかに政治家がビジョンを有権者に示し、実際に行動するかであると個人的には思います。
しかしながら、共産党が地元で貼るビラは「憲法改悪」や「消費税廃止」といった国政の課題が多いです。
これでは地元の政党支持者以外の有権者に訴求するのは非常に難しいでしょうね。

もちろん、これは共産党に限った話ではありませんが。
ただ、国政政党が地方支部を単なる下部組織と見なしているだけでは、政党そのものの足腰が弱くなるだけでしょう。
今の共産党の現状は、硬直した上位下達の組織がどう衰退していくかの生きた見本だと思いますし、他の政党にとっても他山の石だと思いますね。