やね日記

或る大阪在住Mac使いの道楽な日々

ここまで酷くなってたのかあ

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倒産情報 - パソコンモニター製造 株式会社イ-ヤマ 民事再生法を申請 負債178億7800万円(リンク切れ)

うへえ。
このメーカーのモニターは、初めてMacを買った時に一緒に買ったんですが、その後はソニー製のテレビ兼用モニター、そしてAppleのシネマディスプレイへと移行したので、すっかり見なくなってました。 知らない間に、ここまで業況が悪化してたんですねえ。

ただ、倒産と言っても、破産法などによる「清算型」の倒産手続ではなくて、民事再生法を利用した「再建型」の倒産手続なので、これから再建できる芽は残っているようなので頑張って欲しいとは思います。
よく、民事再生法などの適用では、債権放棄などと言った「借金の棒引き」の側面が大きく取り上げられて、「会社ばかりが優遇されている」という意見を持つ人も多いようですが、債権放棄などで有利子負債(要は利子をつけて返済しないといけない借金のこと)を圧縮することで資金繰りが好転して会社が存続し、結果として会社で働いている人たちの雇用が守られるとすれば、それはそれで社会にとっても有益なことであろうと思います。(特に、その会社で働いている人たちも「消費者」であると考えれば、それだけ消費の機会を増やすことがどれだけ社会に有益かは言うまでも無いことだと思います) もちろん、経営をそこまで至らしめた道義的責任や、経営を行なう中で背任などといった法令違反が無かったかをチェックすることも大事ですけどね。
ただ、我が国でも、こと事業については敗者復活が可能な制度をもっと拡充すべきだと思います。今のままでは失敗を恐れて新事業に乗り出す人も少ないでしょうし、失敗をするからこそ学べる事もありますしね。誰だって、はじめから失敗しようとして事業には乗り出さないでしょうし。
もっと、国もこの辺りを十分に考えて欲しいなと思います。