やね日記

或る大阪在住Mac使いの道楽な日々

人に個性があるように会社にも個性がある

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おそらく、リーマンショック以前の経済状態が今でも続いていたならば、この会社も記事にはならなかったかもしれません。
会社の利益は株主に配当されるためにある。会社の利益の確保のためにはコスト、特に人件費の削減は当然である。
そのような会社経営の風潮が、特に近年、ずっと続いてきました。
ですが、それが本当の企業経営の最適解なのでしょうか?

私は、人に個性があるように会社にも個性があると考えています。
だからこそ、必ずしも売上を伸ばすことや利益を極大化することだけが、会社経営の目的だとは考えていません。
会社という共同体は、様々なステークホルダー(利害関係者)によって支えられています。そして、それぞれのステークホルダーは感情を持った「人間」が担っています。
ゆえに、いずれのステークホルダーに対しても今の現状を納得させられる工夫が、会社経営者には求められるわけです。
いずれかのステークホルダーの犠牲だけで生み出された利益は、それだけでは虚構であり砂上の楼閣でしかありません。そのままではやがては反動が起こり、生み出された利益そのものが食いつぶされてしまいます。
不況を歓迎するつもりはありませんが、今回の世界的な不況は会社経営に対する考え方を改めさせる良い機会になったのでは無いかと私は考えています。