遅くなりましたが、ようやく「銀河英雄伝説 Die Neue These 星乱」の第1章を観に行ってきました。
以下感想を。
もうすぐ上映も終わりますが、ネタバレが入りますので注意を。
原作で言えば、第1巻黎明篇のアムリッツァ星域会戦から第2巻野望篇のリップシュタット戦役の開始までの話でした。
TVサイズで4話分の構成となっていました。
後日、テレビでも放送されるのかなとは思います。
まず、映像は文句なしでした。
特に同盟にせよ帝国にせよ、風景が丁寧に描かれていたのはとても良かったです。
中でもマリーンドルフ伯爵領の風景はとても印象に残りました。
登場人物もブラウンシュバイク公爵やフレーゲル男爵がこの章からセリフ入りで登場。まさに「帝国貴族」そのものの風体と物言いでした。一方で意外だったのはミュッケンベルガー元帥の描写でした。原作ではほとんど描かれていない人物だったので、この辺りは石黒監督版を意識したものになっているのかなとは思いました。
また、マリーンドルフ伯爵令嬢ヒルデガルドももちろん登場。可憐な容姿とギャップのあるシャープな口調は期待通りでした。
当初はテレビシリーズをなぜアムリッツァ星域会戦の直前で終えたのか不満だったのですが、今回の第1章を観てみるとやむを得なかったのかなとは思いました。
ただ、原作の第1巻と第2巻できっちり分けるべきだったとは今でも思いますけどね。
ともかく、期待以上の作品を観ることができたので満足です。
第2章、第3章ともに目を離せない展開が目白押しですが、この調子なら今後も期待できるかなと思っています。