サイコロきっぷの旅・第2回へ
先月の9月17日、再びサイコロきっぷの旅に行ってきました。
第二弾は倉敷へ。
今回は新幹線を利用するため、JR河内永和駅からおおさか東線で新大阪に向かいました。
大阪の都市区内ゾーンは原則大阪市内の駅のみですが、おおさか東線の東大阪市内にある5駅は特例で大阪の都市区内ゾーンに入っていて、新幹線を利用する時によく活用しています。
新大阪からは山陽新幹線と伯備線を乗り継いで倉敷へ。
新大阪駅の新幹線コンコースは、もうコロナ禍前と同じようなにぎわいを感じました。
倉敷美観地区を散策
倉敷駅に到着後はそのまま徒歩で倉敷美観地区へ。
台風が近づいている中の曇天にも関わらず、観光客は結構多かったです。
美観地区の中を流れる倉敷川では、川舟ウエディングが行われていて、多くの見物客がいました。
大原美術館と新渓園へ
美観地区に到着後はまず大原美術館へ。
倉敷の実業家で、現在のクラボウやクラレなどの社長を務めた大原孫三郎が、これまで収集された美術品を展示するために開いた美術館で洋風の歴史を感じさせる建物でした。
古今東西の美術品が展示されていましたが、中でもモネの睡蓮はパリのオランジェリー美術館で見て以来だったので懐かしかったです。
大原美術館を出た後は美術館周辺を散策。
楽しみにしていた新渓園は、残念ながら入ることができませんでしたが、外から庭園などを見物することはできました。
大原美術館新児島館(仮称)へ
その後、倉敷美観地区の街並みを散策しているといかにも銀行っぽい建物を見つけたので入ってみました。
最近までは中国銀行の出張所として使われていたそうです。
近いうちに大原美術館新児島館としてオープン予定だそうで、今は無料公開にしているとのことでした。
館内にはこのようなオブジェが。
どこかで見たことがあると思ったら、兵庫県立美術館のオブジェと同じヤノベケンジさんの「サン・シスター」でした。
「サン・シスター(リバース)」という作品だそうです。
倉敷アイビースクエアへ
倉敷美観地区を南下し、今度は倉敷アイビースクエアへ。
かつては倉敷紡績の工場があったところです。
江戸時代には天領である倉敷を支配していた代官所がここあったため、わずかですがその遺構も残っていました。
倉紡記念館を見物
倉敷アイビースクエア内に倉紡記念館があったので行ってきました。
クラボウこと倉敷紡績株式会社は、今でこそ大阪に本社がありますが、発祥は本店があるこの倉敷で市内各地に数々の足跡を残しています。
クラボウの歴史だけではなく我が国紡績業の足跡も学べて、とても勉強になりました。
倉敷から岡山へ
倉敷観光を終えた後は再び伯備線で岡山へ。
倉敷行きのサイコロきっぷの特典で、岡山駅で途中下車可というものがあったので今回はそれを利用。
てっきり岡山駅の有人改札から駅の外に出ると思っていたのですが、自動改札で出入場しても大丈夫でした。
とても使い勝手が良かったです。
雨の岡山後楽園を散策
岡山では前回時間がなくて行けなかった岡山後楽園へ。
閉園時間が迫っていたので南門から入りました。
園内に入って驚いたのはその広さですね。
延々と芝生が広がっていました。
園内には建物が点在していました。
中に入ってみたかったのですが、どうやら無料公開はされていないようでした。
ただ、園内を散策してさまざまな風景を見ることができたのは良かったです。
雨天でなければ良かったのですが、こればかりはどうしようもなかったですね。
唯心山から園内を眺望しましたが、雨足が強くなったのでこれ以上は断念。
次回は天気の良い時にリベンジしたいと思います。
その後は岡山から山陽新幹線で帰阪し、駆け足の日帰り旅を終えました。
再びサイコロきっぷの感想を
倉敷美観地区は初めて行ったので、隅から隅まで散策しました。風情のある建物ばかりでとても楽しかったです。
残念ながら台風の影響で、午後からの岡山観光がほとんど出来ませんでしたが天候ばかりはどうしようもないですしね。岡山は四国方面や出雲方面を観光する際には必ず通るので、また機会が出来れば観光をしたいと思います。
舞鶴と倉敷のサイコロきっぷの旅をしていて思ったのは、ワイドパスのようなフリー区間があればもっと楽しめたかなとは思いました。もっとも、今回のサイコロきっぷはかなり割安に設定されているので、さすがに欲張り過ぎかなとは思いましたけど。
ただそれでも非常に話題になったきっぷなので、舞鶴編の時も書かましたが、是非来年も発売してほしいと思いました。
1.倉敷美観地区 2. 大原美術館 3. 新渓園 4. 大原美術館新児島館(仮) 5. 倉敷代官所跡碑 6. 倉紡記念館 7. 倉敷駅
1.岡山駅 2. 岡山後楽園