広島からの帰りもローカル線経由で
広島での会合の翌日。
あとは帰阪するだけでしたが、ただ帰るだけなのも芸がなかったので、また乗り鉄の旅へ。
今回は再び芸備線を三次まで戻って福塩線経由で福山へ、その後山陽本線と山陽新幹線を乗り継いで大阪に戻ることにしました。
朝の合間に可部線に乗ってきました
時間を逆算すると広島から三次へ向かうには時間に余裕があったので、広島ワイドパスを利用して可部線に乗ってきました。
可部線は昔、三段峡までの60kmほどの路線でしたが、2003年に可部以遠が廃線となり、その後紆余曲折を経て可部ーあき亀山間が延伸され現在に至ります。
一旦廃止になった路線が名目は延伸ですが復活したのは珍しい事例ですね。
可部線は単線ですが住宅地の中を通る路線で、地元の人々の欠かせない足になっていることはよく分かりました。
終点のあき亀山は駅前に市民病院が設置されているなど、地元の中核地域として整備されているようでした。
再び芸備線に乗り三次駅へ
お昼前に広島から芸備線に乗り再び三次へ。
今度は普通列車でのんびり向かいました。
日曜だからでしょうか乗客も少なく、途中で私一人だけが乗っているという区間もありました。
今回は乗り鉄を優先したので、百名城巡りは断念しました。
もっとも、あの毛利氏の居城である吉田郡山城の最寄駅である吉田口に着いた時には下車して行ってみようかなと一瞬思いましたが、さすがに帰阪できなくなるので我慢しました。
三次駅にて
三次には13時半過ぎに到着。
駅前で昼食を取った後、駅前と駅構内を見て回りました。
三次駅のホーム。
かつては広島県北部の交通の要衝で、多くの列車が走っていたからか、とても大きな駅でした。
それだけに今の列車本数の少なさに寂しさを感じました。
三次からはかつて島根県の江津まで三江線が走っていましたが2018年に廃線になりました。
そばまで行く時間はありませんでしたが、旧三江線との分岐がホームから見えたので撮影してみました。
iPhoneではこれが限界でした。
三次から福塩線で福山へ
14時台にようやく府中行きの車両がやってきたので乗車しました。
広島らしくカープ仕様の車両でした。
福塩線の起点は三次の東にある塩町ですが、運用上は三次が起点になっています。
福塩線の三次ー府中間は、1日に7本しか運行されない超ローカル線なので、乗る時には注意が必要ですね。
道中は山間部を走るのどかな路線でした。
府中からは平地が開けて建物も急に多くなりました。
この辺りまでが福山のベッドタウンのようです。
府中に着いた後は福山行き列車に乗り換えて、福山から山陽本線と山陽新幹線を乗り継いで帰阪しました。
今回は福塩線がメインでしたが、なかなか楽しい鉄道旅でした。
ローカル線の旅を終えて
今回は青春18切符が利用できなかったので、おとなびWEB早特と岡山・広島ワイドパスのお世話になりました。
おとなびWEB早特はこだまの運賃が驚くほど安かったです。岡山までなら在来線に比べれば快適ですしお得な切符でした。
難点は、始点が大阪か新大阪なので、そこまでは別で切符を買わないといけない点でした。
特定区間内発にしてもらえたら、より便利だとおもいますね。
岡山・広島ワイドパスはiPhoneなどのスマホ画面を見せて乗り降りするので、最初は慣れませんでしたが慣れると意外に便利でした。
駅員さんなどもパスを理解されているようで、どこでもすんなり改札を通ることができました。
難点は、今回のローカル線のように、電波の弱い区間を通る時はパスを表示させるのが難しかったところでした。
ただ、それ以外ではかえって使い勝手が良かったですね。
わずか2日の乗り鉄の旅でしたが、思ったよりも楽しむことができました。
次もワイドパスなどを使ってみたいと思いました。