やね日記

或る大阪在住Mac使いの道楽な日々

個人的には「風評加害」でしょうか

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今週のお題「マイ流行語」

個人的には「風評加害」でしょうか。

この「風評加害」という言葉は、福島県在住のジャーナリスト林智裕氏が著した上記の「正しさの商人」の中で出てくる言葉です。
この本で触れられている「風評加害」とは、エビデンスによらず、お気持ちによる風評で一方的にレッテルを張って相手をおとしめることと個人的には認識しています。
特に今年はALPS処理水を「汚染水」とレッテルを貼って大騒ぎする人たちがいたので、よりこの「風評加害」という言葉がクローズアップされたと思います。
まあ、今ではALPS処理水の件もSNS上ではあまり触れられなくなっているようですが。

その「風評加害」でもう一つ思い浮かんだのが、群馬県草津町への「風評加害」ですね。
虚偽告発をした元町議を支援していた団体の代表理事が、旧Twitterで「#レイプの町草津」とハッシュタグを付けて
拡散して大騒ぎになったことがありました。(既に当該ツイートは削除)
今回、当該団体が東京弁護士会の人権賞を受賞したことから、人権賞受賞に値する団体なのかと疑念の声が上がっているようです。
それらの声を受けてかどうか、一昨日謝罪声明は出したようですが、残念ながら再発防止策までは踏み込んでいないようです。

一度広がった風評被害は残念ながらいつまでも残ることが多いですね。
それはポジティブな情報よりもネガティブな情報の方を信じやすい人の心理もありますが、風評被害を広げた側が撤回をせずに放置したままにしていることも大きいと思います。

少なくとも「風評加害」を引き起こした張本人が、謝罪なり撤回なりをしたということ自体、個人的には寡聞にして知らないです。
誤りを認めて反省する姿勢は大切だと思うんですけどね。
それが出来なければ、いかに良い事を言っているとしても、やがては多くの人に耳を傾けられなくなると思いますね。