やね日記

或る大阪在住Mac使いの道楽な日々

アルメニア人虐殺について

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フランス下院が、オスマン帝国時代のトルコによるアルメニア人虐殺を公式に認める法案を可決したことにトルコ政府が反発しているそうです。(本日の日経朝刊より)
まあもともとオスマン帝国を解体するかたちで成立したトルコ共和国に、そのような法案をつきつけるフランスの姿勢はおかしいと思いますし、インドシナをはじめとする各地の植民地で残虐行為を行ってきたフランスに、そのようなことが出来る権利があるか大いに疑問ですね。
ましてやフランスは、第一次大戦後の1920年に、イギリスなどと共にセーブル条約を突きつけて、一度はトルコを滅亡に追い込もうとしましたし、アルメニアの問題も、もともとは中東に権益を持っていた欧州列強が問題をややこしくした面もあります。
フランス側もその辺りを再考する余地があるのではないでしょうか?