やね日記

或る大阪在住Mac使いの道楽な日々

論理的な解決策だけでは熱中症の問題は根本的には解決しないでしょう

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自宅でエアコンを使わずに熱中症で死に至る人が多いのには様々な理由があります。
高齢者特有の理由としては、身体の体温調節能力が衰えているところに寒さを感じるためにエアコンをつけないことや、エアコンの操作がわずらわしいことなどが挙げられるようです。
また、こちらは年代を問わず、電気代の負担増加を嫌がることも理由として挙げられていますね。
もっとも、これらは統計などで示されたものではなく、様々なメディアとブログの記事、SNS上の発言などを総合しての、あくまでも個人的な感想ですが。

後者の電気代の件については、目先の負担と自分自身の生命とどちらが大切なのかを冷静に考える必要があるでしょう。
ただ、人は論理よりも感情を優先することが往々にしてあります。論理的には正しいと頭では理解していても、感情的に納得できなければ論理に対してどうしても否定的になることが多いですね。

おそらくは今回の熱中症の問題についても、それぞれの感情的な問題をどう解決するかが重要なのだろうと思います。
暑さは我慢できるしエアコンをつけると寒いという感情にどう対応するか、わずらわしいと感じさせるエアコンのリモコン操作にどう対応するか、そして、電気代がもったいないという感情にどう対応するか。
これらは論理的には解決法を示せるとは思いますが、感情を納得させるまでに至らなければ本当の解決法にはならないと思います。
そこに課題解決の根本的な難しさがあると個人的には思いますね。

熱中症のイメージ