やね日記

或る大阪在住Mac使いの道楽な日々

相手を見極めた言い方は本当に大切だと思いました

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誤りを指摘することは大切なことなのでしょうが、要は言い方だったのだろうと思いました。
プラネテスのアニメを制作したスタッフも原作者の幸村誠氏も誤った知識を積極的に流布しようとしていたわけではありませんし、あくまでもエンターテイメントとして視聴者あるいは読者に楽しんでもらおうとしていただけだったと思います。
野田氏の誤りは、あくまでもフィクションである作品を事実と異なる側面だけから批判を加えたことで、そこには作品を尊重する姿勢が見られませんでしたし、これでは批判に対して共感を得ることは困難であったと思います。
むしろ、反感を持たれて野田氏自身にネガティブなイメージを持たれる結果になってしまったわけで、とても残念な結末になったとは思いました。

確かに事実と異なることを誤りとして指摘することは大切なことです。
しかし、相手を見極めずに行う一方的な指摘は反感を買う可能性が非常に高いです。
特にTwitterなどSNSの世界では「会話」が一方的になりがちなので余計に反感が増幅されるだろうとは思います。
問題はその指摘自体が反感を買うということを、発信する側が想像力を働かせられない点にあると思いますね。
そういう意味ではまさに他山の石だと思います。
誤りを指摘するにしても、まずは相手の考え方を見極めてから行う必要はあると思います。

もっとも、話が通じる場合というただし書きはつきますが。
話が通じない人とのやり取りは時間の無駄で終わる場合が往々にしてありますし。
ただ、今回の事例は話が通じる場合であったとは思われるので余計に残念に思いましたね。