富田林の寺内町を散策
今回はイベント見物のために富田林の寺内町へ行ってきました。
まずは旧杉山家住宅を見物。
大地主の屋敷らしい重厚な造りでした。
ちなみに外観は「涼宮ハルヒの憂鬱」のキャラクター鶴屋さん邸のモデルになってるそうです。
明星派歌人にして作家の石上露子の生家でもあり、住宅内には彼女の事績の展示もありました。
この富田林寺内町は戦国時代に京都の興正寺がこの地を購入したことが起源で、この辺りが富田の芝と呼ばれていたことから地名が富田林になったと言われています。
その後興正寺の別院が建立され、周囲の村々の協力で開発が進み、江戸時代には南河内(現大阪府南東部)の商業の中心地として栄えました。
上の写真は興正寺別院の鐘楼です。
寺内町の中核寺院であり、戦国時代には一向宗布教の拠点であったことからか、なかなか大きな寺院でした。
寺内町を散策。
ここまで町屋がまとまって残っているのは珍しいですね。
大阪や堺から離れた内陸部にあったため、太平洋戦争の空襲を免れたことが影響しているのかもしれません。
町屋が並ぶ中で歴史のありそうな洋風の建築物を発見。
調べてみると旧国分銀行の建物だったそうです。
国分銀行は大正時代に廃業していますが、建物はその後に三和銀行富田林支店として利用され、三和銀行移転後の現在は眼科医院となっています。
富田林寺内町燈路を見物
じないまち交流館などで休憩し、日が暮れた後にもう一度寺内町を散策。
いよいよ富田林寺内町燈路が始まりました。
寺内町の道沿いに行燈が並べられ、各所でイベントが行われていました。
中にはこのように積み上げられた行燈も。
夜が更けるにしたがって、辺りは幻想的な雰囲気になっていました。
寺内町の北にある本町公園でもたくさんの行燈が飾られていました。
一角ではアコースティックライブも開催されていて、多くの人でにぎわっていました。
イベントを楽しんだ後はそのまま北に向かい、富田林駅から近鉄電車に乗って帰路へ。
寺内町の中をたくさん歩きましたが、様々な史跡を見ることができたので楽しかったです。
まあウォーキングがてら歩き回りたいですね。
おまけ
帰り道にあべのハルカスの江戸川に寄ってプチ鰻丼付きの夏の篭盛膳をいただきました。
土用の丑に鰻を食べ損なっていたんですよね。
鰻はもちろん、刺身や揚げ物などが盛りだくさんで、とても美味しかったです。