今までは、いかに情報を囲い込んで最速で記事を配信するかがメディアの腕の見せ所でしたが、Twitterなどを利用した取材される側の発信力の強化により、メディアの優位性が変質しつつあるのだろうと思います。
いかにメディアが最速で記事を発信しても、取材される側が否定するコメントを発信し、それが事実認定されれば、そのメディアはスクープの恩恵を受けるどころか信用を失墜させる羽目にもなってしまいます。
拙速な情報よりも信頼される情報を発信することに、情報のプロであるメディアはより注力すべき時代なのかもしれません。
では、信頼される情報とは何か?
それは、玉石混淆の膨大な情報を取捨選択し、より正確な物事の本質を捉えた情報であろうと思います。
だからこそ、それは拙速さが求められる訳では無いと思うんですけどね。
以前から書いていますが、プロとしてのメディアの影響力はまだまだあるわけですから、だからこそ、質を重視した情報発信を心がけて欲しいと思いますね。