暁の天使たちシリーズの最新巻であり最終巻である「天使の舞闘会」がようやく発売されてたので早速ゲット。
一気に読んでしまいました。
このシリーズは尻上がりに面白くなった感じで、最終的にはとても楽しめる作品になりました。
でも、架空の物語ではあるのですが、人はどうして自分の尺度を絶対的なものだと思い込んで、他人にその尺度を無理矢理当てはめようとするのかと思いますね。
仮にどうしようも無く不遇な人生を送ったと他人からは見えたとしても、当の本人はその人生に満足していたのかもしれません。
親がよかれと思って子供にさせている事でも、子にとっては重荷以外の何物でもなかったり。
逆に子が目指そうとしているものに、親が目くじらを立てたり。
ま、血を分けた家族も含めて、人は自分自身で考えて生きているということをどれだけ理解出来ているかということだろうとは思うのですが。
それが簡単に出来れば苦労はしない訳ですしね。
ましてや、ケリーのようにあそこまで実の子を突き放すなんてことは誰にでも出来るわけではありませんからね。
理屈ではわかっていても実際にやろうとすると、という事例の典型なのかもしれません。