やね日記

或る大阪在住Mac使いの道楽な日々

失敗を恐れる我が国社会の風土を克服することがまずは必要でしょう

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あの「TRON」の坂村健先生のDX(デジタル・トランスフォーメーション)に関する新著の抜粋と言うことで読んでみましたが、我が国でDXを進める上での課題を明快に指摘されていて、個人的にはその通りと思いながら読んでいました。
早速、坂村先生の新著を読んでみたいと思います。

特に変えることを恐れる我が国社会の特性、DXの前提としての行政プラットフォームの確立、そして、引き算の戦略などは、まさに我が国のDXで求められる根本的なところだと思います。
これらの根底には、失敗を恐れる我が国社会の風土があると思いますが、この風土を克服しない限りは我が国でDXはまず根付かないと思います。

こう考えると、菅総理はよくもまあデジタル化と言うリスクが非常に高い公約を掲げたと思います。
相当しっかりと考えなければ失敗するのは目に見えていますし、失敗すれば格好の政権攻撃の材料にされて袋叩きに遭うだけですしね。
菅総理にとってはリスクだけが大きい公約だと個人的には思ったのですが。

ただ、DX推進には行政プラットフォームの構築は必須ですし、菅政権下でのデジタル化の取組みがまずは試金石になるとは思います。
もちろんコロナ禍の収束が最優先事項ですが、平井デジタル担当相と河野行革担当相がどこまで行政プラットフォームの確立に奮闘出来るか、この辺りがDX推進の鍵になるとは思いますね。