やね日記

或る大阪在住Mac使いの道楽な日々

信金業界の再編

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経営破綻した大阪の相互信金が、大阪信金に事業譲渡されることが正式に決定しました。先に兵庫県下の四信金への分割譲渡が決定した関西西宮信金の件や、北京都地域の五信金の大合同の件などとあわせて、激動する信金業界を象徴していると思います。

この相互信金の吸収に伴い、大阪信金は単純に計算すれば総預金高は一兆円となり、大阪府下トップの大阪市信金に次いでの一兆円信金になるわけです。この大阪の地に、立て続けに大型信金が登場するとは思っても見ませんでした。
大阪府下の信金を総預金高順に並べると、大阪市、大阪+相互、八光、南大阪、といった順に続きます。上位はいずれも最近において合併や中小信金を実質的に吸収したところばかりですね、近年の業界の激動ぶりが偲ばれます。

1990年半ば頃に、大阪府下の信用金庫は21金庫もありました。
しかし相互信金の事業譲渡が決まった時点で、その数も13金庫にまで減ってしまいました。この数は減りこそすれ、もう増えることはおそらくは無いでしょう。

まあ、これらの動きが体質の強化に繋がればいいのですけどね。