コロナ禍で無観客開催が続いていたなら燈花会ですが、今年は久しぶりの有観客開催ということで見に行ってきました。
近鉄奈良駅には日没直前に到着しましたが、夕暮れ時だったおかげか暑さもずいぶんとやわらいでいました。
まずは奈良公園の会場へ向かいました。
奈良国立博物館周辺では、馴染みの「鹿だまり」を見ることができました。
多くの人々に囲まれながらものんびりとしている奈良の鹿を見て、先月釧路湿原で見かけたエゾシカとの落差を感じました。
まあ、のんびりした奈良の鹿も良いんですけどね。
奈良公園に着いた頃には日は沈んでいましたが、まだ明るかったので背後の若草山と公園の灯りとを撮影することができました。
奈良公園を散策していると東大寺から読経が聞こえてきたのでそちらの方へ。
境内にも灯りが並べられていました。
大仏殿に向かうとたまたま無料参拝が行われていたので中に入ってみました。
観相窓が開けられていて、外から大仏さんのお顔を見ることができました。
大仏殿の中に入るとちょうど法要が行われていて、お坊さんたちの読経が大仏殿内に響き渡っていました。
とても厳粛な雰囲気でした。
今回は万国天災人災物故者慰霊法要が行われていました。
国家鎮護の思想を基に建立された東大寺ならではの法要ですね。
東大寺を出た後は、もちろん浮見堂へ向かいました。
人気スポットだけあって、さすがに多くの人で賑わっていました。
個人的には4年ぶりのなら燈花会で、久しぶりに散策を楽しむことができたので良かったです。
来年はコロナ禍前の規模で催されればいいなと思いました。