巷では、今春に我が国で公開されるロード・オブ・ザ・リングが何かと話題になっています。
この作品は今更言うまでもなく、イギリスの言語学者であったJ.R.R.トールキンが著した小説「指輪物語」が映画化されるもので、我が国も含めて全てのファンタジー作品の原点となったと言われるこの作品がどのように映画化されるか、私自身もとても楽しみだったりします。
ところでこの「指輪物語」ですが、実は10年以上も前に音楽が作られていました。
作曲したのはオランダの吹奏楽の作曲家であるヨハン・デ・メエイで、1988年に交響曲第1番「指輪物語」をベルギーの首都ブリュッセルにおいて初演しました。(ちなみに本邦初演は、1992年に大阪のザ・シンフォニーホールで大阪市音楽団が行っています)
この交響曲は下記の5楽章からなっています。
市販されているCDは、私が持っている物でオランダ陸軍軍楽隊が演奏しているもの(KMK-001・外国盤)と大阪市音楽団が初演したもの(OMSB-2801・国内盤)の二つがあります。あと、アムステルダム・ウィンド・オーケストラが演奏しているCDも持っていたのですが、大学時代に誰かに貸したまま行方不明になっています。(T_T)
もっとも、今では多くのCDが出されているとは思いますが。
ところでデ・メエイという人は、風変わりなモチーフを使った曲をよく作曲しています。
ちなみに、交響曲第2番は「ビッグ・アップル(ニューヨーク交響曲)」(The Big Apple-A New York Symphony)と名付けられています。