やね日記

或る大阪在住Mac使いの道楽な日々

歴史は振り子の揺れのようなもの

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今回は思いっ切りローカルなネタですいません。
昨日の日経・近畿経済欄で、かねてから噂されていた堺の東西鉄道の建設計画が動き始めたようです。どうやら地下鉄では無くてLRTが採用される見込みのようですね。
いよいよ動き出すか、と言うのが率直な感想です。

ちなみにLRTとはライト・レール・トランジットの略で、我が国では次世代路面電車と訳されることが多いですね。
比較的低コストの建設費用で敷設出来る上に、従来の路面電車に比べてスピードも速く、更に低床型の構造なので高齢者なども利用しやすいという利点を持っています。
かつてはモータリゼーションの進展と共に非効率の象徴とされ、イモ虫とも揶揄された路面電車がこうして近代的な交通手段として脚光を浴びているという現実に、私なんかは歴史の皮肉という物を感じてしまいます。
多くの人間の狂奔とも言える情熱によって、歴史の流れが極端に一方に傾いたとしても、やがては他の力が働いて結局は中庸の道を歩むことになる。
案外、これこそが歴史の流れの基本なのかもしれません。

話が逸れましたが。(笑)
まあ、まだ調査費が計上されただけで、着工まではとても時間がかかるでしょうし。
(私が生きている間に完成するかどうかもわかりませんしね。(^_^;))
地権者の問題もあるでしょうし、すんなりとは行かないでしょうね。

でも、堺での東西鉄道構想は、東西を走る軌道を熱望する南大阪の期待の星ですし(大阪外環状線計画も頓挫しましたしね。泉北高速鉄道延伸計画もいつの事になるかわかりませんし)、何よりも南河内地区(大阪府南東部)と泉南地区(大阪府南西部)とが心理的に近くなるのはとても良い事だと思います。
なるべく早く実現して欲しいですね。(^_^)