日経平均、終値616円安の1万4691円・昨年来安値に
NIKKEI NETより。
今年も、前年から続くサブプライム問題に端を発した金融市場の混乱と、それを嫌気した投資家のマネーがマテリアルな市場に流れることによる物価高によって、世界経済が大いに動揺する一年になりそうな気がします。
原油高による物価高と生産調整の同時進行が起こる可能性は、まぎれも無く、過去の石油危機時に発生したスタグフレーションの再来を連想させます。
まあ、今のところは、家電などの物価上昇があまり進んでいない事もあって、まだトータルとしての物価上昇は目に見える所まではいっていないようですが、その家電などにも波及してくると、さすがに厳しい状況になってくるかなと思います。
その影響を食い止める手段としては、かつての石油危機時に行われた生産工程などの見直しや省エネルギー対策などが上げられますが、今の我が国の企業にそれが出来る余力があるかが鍵になるのかなと思います。
まあ、何にせよ、金融市場の混乱が収まれば、再び天秤の傾きが戻ることにもなるわけですから、サブプライム問題の解決に早く道筋がつけられることを祈りたいですね。