やね日記

或る大阪在住Mac使いの道楽な日々

ニーズを的確に把握する者こそが勝者なんでしょう

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今朝の日経企業総合面に、文芸書出版の幻冬舎ジャスダックに上場という記事が載っていました。
しかも、初値が201万円。
このご時世にえらく景気にいい話ですね。

とまあ、ここまでなら、単に元気のいいベンチャーのお話だけで終わってしまうのですが、私が注目したのは、この幻冬舎見城徹社長が放った、上場の理由についての発言でした。
「活字離れなどを言い訳にする業界他社と比較されたくない。衆人環視の中で緊張感を持続させたい」
う〜ん、いいセリフですね。
再販制度著作権にまつわる既得権益に安住し、目に見える自助努力すらせずに、売上げ低迷の理由を不景気や違法コピーや中古販売のせいにしか出来ないどこぞの業界に聞かせてやりたいセリフです。(笑)
結局は、なりふり構わずに収益を確保するのではなく、新たなビジネススタイルを構築して消費者に利便を与え続けることが、企業の存続につながると言うことなんでしょうか。

収益を確保するがために消費者に不便を強いることが、どれほど消費マインドを冷え込ませるか。
そのあたりに、もう少し想像力を働かせて欲しいですね。