やね日記

或る大阪在住Mac使いの道楽な日々

そうだったのか!現代史

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2000年に刊行された本なので、いささか記述が古い部分もありますが、第二次世界大戦後の現代史、特に冷戦下と冷戦後の歴史を知るにはうってつけの一冊だと思います。
現代史は高校の世界史でもほとんど習いませんし、大学受験の時にも点になりませんので、よほどの歴史好きでなければ知らない事が多いと思います。
ですが、今の国際情勢と深く結びついているのは、やはり現代史なんですよね。
個人的には、世界史の授業はまずは現代史から始めて過去へとさかのぼるというスタイルを取るべきだと思っています。その方がより歴史の連続性を感じる事が出来ると思いますし。
ですが、現実の世界史の授業はそうではありませんので、こう言う「補習授業」にどうしても頼らないといけませんね。
どうして、旧ユーゴスラビアで凄惨な内戦が起こったのか。どうして、共産主義政権下で内部粛清が多発したのか、等々。今の国際情勢に続く、様々な要因を知るには良い読み物だと思いました。