やね日記

或る大阪在住Mac使いの道楽な日々

市場の公正な取引を妨げる存在でしかないでしょう

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上記記事に掲載されている適正価格についての説明は、転売を正当化する経済学者とは一線を画したもので納得のいく説明であると思いました。
そもそも転売屋の目的は、供給を遮断して意図的に価格を吊り上げて利益を得ることにあるので、市場の公正な取引を阻害する行為ですし、そこに取引の社会的正当性や意義を見出すことは出来ないですね。
個人的には擁護論そのものが理解できません。
むしろ、独占禁止法上の違法行為で処罰出来ないものかと思っています。

また、転売屋を商社に例える人もいるそうですが、そもそも商社は、当事者間の取引の円滑化に資することで、その対価である手数料を適切に稼いでいます。
一方、転売屋は無理矢理に取引に一枚噛むことで利益だけを得ているわけで、商社に例えること自体がおこがましいと個人的には思います。

結局のところ、転売屋に存在意義は無いと思っています。
単に物やサービスを右から左に流すだけでマージンを取っているだけであり、そこに経済的意義や社会的意義といったものは見出せませんしね。
むしろ、消費者から購入する機会を奪っているという意味では社会悪ですらあると思います。

だからこそ、公正な取引を阻害する存在として法規制の対象にすべきでしょう。
自由経済は守られるべきですが、消費者に不利益をもたらして自由経済そのものに悪影響を与えるのであれば、私的独占と同様に例外として考えるべきだと思いますね。