やね日記

或る大阪在住Mac使いの道楽な日々

民間企業が様々なリスクを取るのは自由ですが

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民間企業がリスクを取るのは基本的に自由だと思います。
ただ、それが業績に結びつくかどうかですね。
私の考えるユニクロが直面するリスクは、ロシア市場そのもののリスクとロシアの国内事業を継続する中で生じる世界各地の政治リスクと風評リスク、大きく分ければこの三つに集約されると思います。
いずれもロシアによるウクライナ侵攻が進めば、より明らかになるでしょう。

まずロシア市場そのもののリスクは、ルーブルの暴落とロシア政府の統制がどう経営に影響するかでしょう。
政治リスクは、ロシアでの事業継続によって欧米諸国などから制裁とまでは行かないでしょうが、何らかの不利益を被る可能性があるかどうかですね。
最後に風評リスクは、ロシアに協力的な企業という風評が流れることでどれだけ多くの消費者から敬遠されるかという問題はあろうかと思います。

ユニクロ以外の多くの多国籍企業がロシアから撤退したのは、強力な経済制裁によりそもそもロシアで商売が成り立たなくなったのと、それに加えて世界的に非難を浴びているロシアに協力的な企業というレッテルを張られることも恐れたと思います。
一方でユニクロ逆張りを行ったわけで。
この経営判断がどう転ぶかは、そう遠くない未来に判明するような気はします。
新疆綿の二の舞にならなければ良いんですけどね。