やね日記

或る大阪在住Mac使いの道楽な日々

必ずしも身内だけが事業承継する必要もないでしょう

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事業承継がかなわずに事業そのものを廃業するのかと思ったのですが、いわゆる事業譲渡のようですね。
それならば事業そのものは継続できるわけですし、まだステークホルダー(利害関係者)に対する責任は果たせていると思います。

事業承継は、特に家族経営の企業では親から子への承継も問題になることが多いです。
しかし、後継者不在によるM&Aは中小企業でも広く行われていますし、MBO(経営陣による自社買収)やEBO(従業員による自社買収)なども事業承継の手法として使われることもありますしね。
何が何でも身内だけで事業承継する必要もなくなっていると思います。

標記の記事を見るに、身内で事業承継を行わなければならないという強迫観念にとらわれている事業者は意外にも多いかもしれないですね。
一代で起こした事業を赤の他人ではなく身内に継がせたいという気持ちは分からないでもありませんが、そのことが事業継続の選択の幅を狭めていると個人的には思います。

まずは、事業そのものが経営者だけでなく取引先や顧客、従業員など様々なステークホルダーに支えられていることを認識すべきでしょう。
身内による事業承継にこだわり、結果として事業そのものが廃業に至るのであれば、それこそが本末転倒であると思います。
事業承継については様々な制度がありますしね。
事業継続の側面からも自ら選択肢の幅を狭めるべきではないと思います。