やね日記

或る大阪在住Mac使いの道楽な日々

兵庫県立美術館で開催されている「描く人、安彦良和」展を観に行ってきました

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兵庫県立美術館
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先日の日曜日に、兵庫県立美術館で開催されている「描く人、安彦良和」展を観に行ってきました。
安彦良和氏はアニメーターやアニメ監督、また漫画家としても有名ですが、個人的には小説の「鋼馬章伝」や漫画の「虹色のトロツキー」が印象に残っています。
特に「虹色のトロツキー」は、東條英機辻政信などの話を他の書物で読んでも安彦氏のキャラクターを思い浮かべるほど印象深かったです。

兵庫県立美術館エントランスホールのタペストリー

美術館のエントランスホール。
天井には大きなタペストリーが吊るされていました。

記念撮影用ブース

記念撮影用のブースも。
一人だったのでブースだけを撮影しました。

「アリオン」
「乾と巽 ーザバイカル戦記ー」

展示室内はもちろん撮影禁止でした。
驚いたのは、その展示の量ですね。まさに回顧展と呼ぶにふさわしい展示量でした。
アニメーター時代の絵コンテや原画はもちろん、少年時代に故郷の北海道で書いた作品なども展示されていました。
安彦氏の作風は非常に独特ですが、自然の描写が精緻なのはやはり北海道で生まれ育ったからかなと個人的には思いました。
また、安彦氏のアニメで特徴的な愛らしい子供たちのキャラクター造形の理由も微笑ましかったですね。
安彦氏の作風は絵に垣間見える陰ですが、そこに子供たちを登場させることでバランスを取っていたのかなとも思いました。

描く人、安彦良和展のメッセージボード
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展示場の途中には、クリエーターさんたちのメッセージボードも設置されていました。
今回の主役である安彦良和氏を中心に、麻宮騎亜氏や原哲夫氏、西田亜沙子氏などの錚々たるリエーターさんたちがボードにイラストを描いておられました。

ようやく時間が取れたので行ってみましたが。
大満足の時間を過ごすことができました。
おそらく行かずじまいだったら後悔するところでしたね。
安彦氏の作品群を堪能できることはもちろんですが、昭和のアニメーション黎明期の貴重な資料も見ることができたので、とても有意義な時間でした。

兵庫県立美術館での展示は残念ながら次の土日で終了しますが、来月下旬からは島根県益田市島根県立石見美術館でも開催されるので、まだ見ていない方は行ってみるのも良いと思います。
益田市に出かけるのは時間がかかりますが、一見の価値はあると個人的に思いますね。