やね日記

或る大阪在住Mac使いの道楽な日々

「武人の心だって?」−こんな奴がいるから戦争が絶えないのだ

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架空の人物の、しかもまだまだ先の死を偲ぶのは滑稽なことなのでしょうか?
でも、架空の話とは言え、ヤン・ウェンリーという人物は、私に色々なことを教えてくれました。

ヤンの言葉は去年、結構多く書き連ねたので改めて書くということはしませんが、それでも昨今打ち続く無用の師(いくさ)を見るにつけて、不敗の魔術師と言われながらも戦争そのものを嫌悪していたヤンの言葉が色々とよみがえってきます。
確かに、人間に欲がある限り、そして力でもって他人を押え付けようとする人間がいる限り、戦争というものは永久に無くなりませんし、恒久平和というものは、所詮はユートピアと同じく、理想の世界でしかありえない代物なのかもしれません。
ただ、理想には到達できなくても、理想に近付くことは可能であることは、これまでの歴史が証明していることですし、過ちを繰り返すことはあっても、過ちを少なくしてきたこそ、人類はこの地球上に歴史や文明というものを築き上げてこれたのだと思っています。

過去から学び、現在を知り、そして未来へと伝える。
単純ではありますが、難しいこの歴史を学ぶことの大切さを教えてくれたのも、銀英伝中のヤン・ウェンリーという人物でした。
ま、おかげで自分が本当に歴史が好きなんだと再認識出来たわけですけどね。
そんなわけで、今日一日ぐらいはヤン・ウェンリーを偲んでみたいと思います。