やね日記

或る大阪在住Mac使いの道楽な日々

情報処理試験の新試験制度

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ベンダー向けとユーザー向けの試験を統合するというのは、個人的にはどちら側にとってもあまりメリットが無いと思います。
知識基盤の共有と言っても、ベンダーサイドで要求される知識とユーザーサイドで要求される知識は大きく異なりますし、双方間の垣根もかなり大きいと思います。逆に、余計な知識を勉強させられるという印象を与えて、受験に対するモチベーションが下がるのではないでしょうか。
ITの高度化にはもちろんリテラシーを高める事が必要ですが、それはベンダー側とユーザー側それぞれのリテラシーが高まってこそ相乗効果が生まれると思います。いわば車の両輪ですね。技術だけが高度化しても、肝心の利用面の意識が高まらなければ、せっかくのIT高度化も絵に描いたモチになってしまうと思います。
システムに関して双方の共同作業を重視するのならば、むしろ、ITコーディネーター資格を情報処理試験の体系に組み込む方が早いのではないかと思うんですけどね。
まあ、これらは単なる思いつきの域を出ないのですが。
とりあえずはまだ中間報告の段階なので、今後の論議の推移を見守る必要はあるでしょうね。