やね日記

或る大阪在住Mac使いの道楽な日々

いずれ、ミャンマーの軍事政権は歴史によって葬り去られるでしょうが

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それまでに流されるであろう血と涙に、かけるべき言葉が見つかりません。
彼の政権に政治を遂行する理念などは無いでしょう。あるのは、既得権を汲々として守ろうとする醜い姿と権力の座から転落するのを恐怖する浅ましい姿でしかありません。
それは、困窮する国内経済を尻目に建設を進めている新首都ネーピードーという命名からしても明らかだと思います。(ネーピードーは現地の言葉で「王都」を意味します)

国民を抑圧する政権、しかも軍事政権がやがて醜く崩壊するのはこれまでの歴史から見ても明らかなのですが、それが長続きする事例があるのは、周辺諸国の思惑とその政権の利害が一致している場合です。
そこで、我が国の政財界に問いたいですね。人道的な支援と称して未だに軍事政権が実行支配する国家に支援を行なうのが本当に正しい道なのでしょうか?
確かに支援を止めれば今以上にミャンマーの国民は困窮するかもしれません。ですが、支援が軍事政権の延命を支えているとすれば、その延命が本当にミャンマー国民にとって良い事なのかどうかを考えてほしいと思います。
理想論なのかもしれませんが、本来、国の政策、特に外交政策は理想を持って遂行しなければ諸外国の嘲笑を買うだけなのでは無いかと思います。
ここは我が国の政府の「良識」に期待したいと思います。