近鉄奈良線で富雄と学園前の間を通るたびに看板を目にして、ずっと気になっていたのが今回紹介する百楽荘。
なかなか行く機会がなかったのですが、休暇が決まりふと思いつきでランチの予約をしようとサイトを見たらちょうど空きがあったので行ってみました。
百楽荘は近鉄奈良線富雄駅の北側を東に向かったところにあります。
百楽荘入口への道は歩道と車道がありますが、車道の方が若干坂は緩やかでした。
富雄駅から少し離れているので、タクシーで入口まで行くのも良いと思います。
百楽荘の敷地内にはいくつかの建物があり、いずれかで食事をとることになりますが、今回は入口近くの香蘭へ案内されました。
大人数の宴会が可能な建物だそうです。
香蘭内部は外観からも想像できるように、純和風の落ち着いた雰囲気の空間でした。
窓からは庭園が見え、静寂の中でもセミの鳴き声を聞くことができて、とても良い雰囲気の中で食事ができました。
料理の美味しさだけではなく、こう言った雰囲気も楽しめるところが料亭で食事をする楽しさの一つだと思います。
今回は軽めのランチにしたかったので、滋味野菜ランチの梅コースを予約していました。
コース名の通り取肴は野菜メインで、肉食が多い身にとってはどれも新鮮な味わいでした。
中でもズッキーニのスモークチーズ挟み揚げが美味しかったです。
汁物は南瓜と玉葱の麦味噌汁でした。
麦味噌の味噌汁は一般の味噌汁とまた違った味わいがありました。
ご飯は旬のとうもろこしが一緒に炊き込まれていました。
土鍋で炊き上げられていて、炊きたてのご飯がとうもろこしの甘さと相まってとても美味しかったです。
これで一人三千円程度なのはとてもお得感がありました。
残念ながら今月8月から値上げになりましたが、庭園も楽しめる静かな空間で食事が楽しめることを考えれば、まだお手頃感はあると思います。
今度は違う季節でランチを楽しんでみたいですね。